旗・フラッグの縦横比は何が一番美しく見えるのか
2018/11/26
『旗・フラッグどっとこむ』はその名の通り、旗やフラッグに特化した専門店であり、どんなサイズ、どんなデザインでもお客様のご要望通り、イメージ通りにオリジナル作成することが可能な専門店です。
『旗』とひと言で言っても、社旗や校旗から、応援旗や手旗、ペナントなどに至るまで、その用途に合わせて様々な呼び名があり、またそれぞれで形状も微妙に変わってきます。
ということで今回は主に、最も一般的な横長の長方形の形状をした旗・フラッグにスポットを当て、その縦横比は一体どの程度にしたら、より見栄えがよくなるのかを考えてみたいと思います。
世界各国の国旗も縦横比はそれぞれで違う
旗やフラッグをオリジナルで作成しようと考えたとき、まず参考にされる代表的なものと言えば国旗ではないかと思います。
が、私も普段、それほど注目して見たことはなかったので、最近まで知らなかったのですが、それぞれの国で取り決められている国旗の縦横比というのは、国によってかなり違うのです。
まず、私たちが生まれ育ったこの日本の旗と言えば日の丸国旗ですが、この縦横比は2:3。
これはお隣の韓国や中国も同様で、私が確認した限り、全世界では92か国において、自分たちの国の象徴である国旗の縦横比は2:3だと定めています。
それではこの2:3以外にはどんなものがあるかというと、イギリスやオーストラリア、ニュージラーランド、カナダなどがそうなのですが、縦1に対し横がその倍の2、つまり1:2と取り決めている国が63か国ありました。
その他、より正方形に近いコンゴ民主共和国などの3:4や、完全に正方形であるスイスの1:1などもありましたし――
私が個人的に驚いたのはアメリカ合衆国の10:19でした。
もう少しで1:2になるところをあえてこの比率にしたのは何か理由がありそうな気もしますが、しかしアメリカ以外にも10:19は3か国ほどあるんですよね、これが。
国の象徴とも言うべき国旗でも、これだけの違いがあるのですから、オリジナルの旗やフラッグの縦横比など、特に気にせず好きなように決めてしまっても良いように私は思います。
この世には『黄金比』というのもが存在する
黄金比というのは数学的な比率のことで、つまり簡単に言ってしまえば、私たち人間が無意識のうちに最も美しいと感じる比率です。
この黄金比は古代ギリシアの彫刻家であるペイディアスが初めて使用したと言われており、ミロのビーナスやゴッホのモナ・リザ、エジプトはギザの大ピラミッド、フランスの凱旋門、またAppleやTwitter、ペプシのロゴなどにも広く使用されています。
その比率は1本の直線を2つに分割した際、
a:b=b:(a+b)が成り立つ比のことを言います。
これは1:1+√5/2となり、近似値は1:1.618になります。
つまりオリジナル旗の縦横比も1:1.618が最も美しく見える比率ということになるようです。
ということで今回はオリジナル旗の縦横比について考えてみました。
黄金比を利用するもよし、好きなサイズや形状で作るもよし、『旗・フラッグどっとこむ』ではお客様のご要望通りに精巧かつ迅速に作成することが可能となっておりますので、お気軽にご相談ください。