白旗は降参だけじゃない!?その他にも色々と意味があるらしい
2018/11/26
子供の頃、私はゲームセンターにある旗揚げゲームが結構好きでした。
「赤上げて♪白上げて♪赤下げないで、白下げない♪」
なんていうランダムで流れる音声に合わせてボタンを押して、ガラスケースの中の赤旗と白旗を持ったロボットを操作するゲームだったと思うのですが、つい最近、ネットで検索してもそれらしき物の画像が何故か出てこないんですよね。
もう30年くらいは前の物ですので私の記憶違いかもしれませんし、そもそもそんな古い物の画像自体が残っていない可能性もあります。
人気があったかどうかも疑わしいですし(笑)
と、まあそんな私の思い出話はさておき、今回は皆さんご存知の『白旗』についてのお話です。
白旗の読み
白旗の読みって私は普通に何の疑問も持たず「しろはた」と読んでいました。白(しろ)に旗(はた)ですから。
しかし、白旗の読みにはそれ以外にも「しらはた」や「はっき」と読むこともあるのだということを、お恥ずかしながら今回調べてみて初めて知りました。
まあ、この読みの違いをどういう場面で区別するのかまではちょっと分かりませんでしたが、日本語って難しいですよね(笑)
白旗は降伏を意味する
これは世界的に見ても共通の認識があるかと思いますが、白旗は戦意が無いことを示したい場合に使用されます。
特に戦場下などにおいては白旗を振ることで降伏したことを意味します。
これは戦時国際法によっても定められており、白旗を振って戦意がないことを示しているにも関わらず、その者に対して攻撃を加えた場合は違法となり、戦争犯罪とみなされます。
ちなみに白色の旗がない場合には、下着などで代用される場合もあるそうです。
白旗がいつ頃から世界的にそういう認識になったのかはわかりませんが、日本では奈良時代初期に書かれた『常陸国風土記(ひたちのくにふどき)』に、降伏するために白幡を掲げたという記述があるそうです。
白旗を軍旗とする
最も有名な話で言えば、源平合戦の源氏の軍旗が白旗です。
これは敵対する平氏に対して降伏するために掲げていたわけではなく、れっきとした軍旗として白旗を使用していました。
ちなみに平氏は皆さんもご存知の通り赤旗です。
ここから、紅白歌合戦や旗揚げゲームも出来たのだと言われています。
また、18世紀頃の帆船時代、フランス海軍では白旗を海軍旗として使用していたという記録もありますが、これを現代に使用したりすると、ややこしいことになりそうですよね(笑)
白旗で反共主義を主張する
反共主義とは、簡単に言えば共産主義に反対する思想や運動のことを言います。
赤軍などと呼ばれることもあるように、共産主義の象徴として赤色の旗がありますが、これに対する物として白旗が利用されるようです。
ということで今回は、白旗の意味について少し調べてみました。
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