安全旗・社旗・国旗、並べて掲げる順番は?
2017/06/27
工事現場などでは必ずと言っていいほど掲げられている、白地に緑十字の旗は『安全旗』と呼ばれるものです。
その名の通り、現場での作業を怪我なく安全に行おう!という意味で設置されるものです。
この旗はまた、工事現場のみならず、安全週間などの行事の際にも掲げられることが多いのですが、式典などにおいては同時に、社旗や国旗も掲げられたりします。
しかし私はここで、ひとつの疑問を抱きました。
社旗や国旗や安全旗を並べて設置する際、順番って関係あるの……?
たしか、国際的な行事やイベントにおいて、複数の国の国旗を掲揚する際、ひとつのポールにふたつ以上の国旗を掲揚してはいけないという話を聞いたことがありますが、安全旗や社旗の場合ではどうなのでしょうか?
ということで、その辺の掲揚方法について調べてみました。今回は分かり易く、クイズ形式でご紹介してみたいと思います。
(ちなみに複数の国旗をひとつのポールで縦並びに掲揚するのは、下にある国旗の国が、上にある国旗の国の属国を意味してしまうからなのだそうです)
安全旗と社旗を掲揚する場合
■問題■
同じ高さの2本のポールに、安全旗と社旗を掲揚する場合、どちらが右でどちらが左でしょう?
■正解■
最も基本的なことから言いますと、この日本では掲揚される旗を客席側から見て左側に掲げられる旗のほうが、右側の旗よりも優位に立っている、ということを意味します。
そのためこの場合、左側が社旗、右側に安全旗を掲揚するのが正解なんですね。
社旗、国旗、安全旗を掲揚する場合
■問題■
同じ高さの3本のポールに、安全旗、社旗、国旗を掲揚する場合の順番は?
■正解■
上記で書いたように、客席側から見て左側に来るものが優位とされていますのでこの場合。左から国旗、社旗、安全旗と並べて掲揚するのが正解です。
1問目の応用なので、これは簡単ですね。
日本国旗、外国旗、安全旗を掲揚する場合
■問題■
同じ高さの3本のポールに、日本国旗、外国旗、安全旗を掲揚する際の順番は?
■正解■
その式典やイベントを日本国内で行うのでしたらほとんどの場合、外国の方々を"お招き"した形となるかと思いますので敬意を払ってこれは左から、外国旗、日本国旗、安全旗の順が正解です。
社旗、国旗、安全旗を高さの違うポールに掲揚する場合
■問題■
真ん中だけ背の高い3本のポールに、社旗、国旗、安全旗を掲揚する場合は、どの旗がどのポール?
■正解■
掲揚するポールの高さが違う場合、最も優位に来る旗を高いポールに掲揚するのがマナーです。
- 1.高いポール
- 2.左側から
の順で考えますのでこの場合、左は社旗、真ん中の高いポールに国旗、右に安全旗が正解です。
まとめ
という具合に、安全旗を式典やイベントで掲揚する場合は国旗や社旗などよりも右の位置にしておけば、だいたいは間違いないかと思います。
けれど、それでもその時々で色々な事情があるかと思いますので、一概には言えませんが(笑)
当店では、安全旗に名入れすることも可能になっておりますので、是非ご利用下さい。