ペナントの形状についてのお話
『ペナント』と聞くと多くの人はやはり、ひと昔前に大流行したお土産用のそれを思い浮かべるかと思いますし、やはり私もそうだったりします。
そこでちょっと調べてみますと土産物としてのペナントが流行したのは1970年から1980年頃ということですので、それはもう「ひと昔」では済まされないほどに過去の話ということになります。
確かに、アラフォー世代である私の記憶を辿ってみても、小学校や中学校の頃の修学旅行先などでは販売されていたような気もしますが、知人や友人にご当地ペナントを集めている、なんて人間はいなかったと思います。
ということはやはり、私よりも更に上の世代の人たちの間で流行っていたのでしょう。
そんなペナントですが、土産物用としてのその形状と言えばやはり二等辺三角形です。
けれどペナンとは、じつは二等辺三角形以外にもさまざまな形状があり、もちろん、その用途も多岐にわたるのだそうで、今回はそんな形状に少しスポットを当ててみたいと思います。
二等辺三角形でもさまざま
ご存じの方が大半だとは思いますが、二等辺三角形の等しい長さの辺が交わる頂点が向かって右に来るように使用されるのが一般的なペナントですが、二等辺三角形と言っても一般的なこのような形から――
こういった細長い形状のものまで、存在するようです。
このような細長いペナントはそれは単体で使用するというよりは――
国旗などを掲揚する際にその上に一緒に取り付けて使用されることが多いそうで、長旗とも呼ばれています。
もちろん、それぞれで意味はあるのでしょうけれど、飾りとしてもなんだか少しゴージャスに見えますよね。
台形型
クロアチアの先任士官旗やイギリス海軍、またオランダ海軍のチャーチペナントなど、二等辺三角形の頂点部分をカットしたような台形型も存在します。
ペナントは元々、軍艦などの船舶上で掲げられることの多いアイテムですが、やはりこの台形型のタイプも同様なようです。
燕尾型
「燕尾」つまり燕の尻尾のような先がふたつに割れた形状のペナントも存在します。
大人の事情によりここに画像を乗せることはできませんので、気になる方はグーグル先生にでも聞いていただければと思いますが、イギリス海軍やフランス海軍、満州帝国、大日本帝国海軍などの代将旗がこの燕尾型をしています。
ちなみに余談ですが代将とは、海軍の階級のひとつです。
本来はそこまで上の階級でない大佐などが艦隊の司令を務める場合、その期間のみに与えられる特別な階級なのだそうですが、国によっても異なります。
ホームベース型
その名の通り、野球に使用するホームベースのような五角形の形状のペナントですが、これは主にサッカーの試合前にそれぞれのチームのものを交換するために使用されたりしています。
このペナントを交換する意味としては、互いに友好を深めると同時にフェアープレイを誓うためだと言われています。
ちなみにジャーメイン・ペナントはイングランド・ノッティンガム出身のサッカー選手で、ここで言うところの「ペナント」とは直接関係ありません(笑)
まとめ
というわけで今回はペナントの形状についてのお話でした。
少し分かりにくい感じは否めませんし、その原因は私の文章力の無さもあったりするのですが。。。まあ、そんな話はこの際無視していただいて『旗・フラッグどっとこむ』では、上でご紹介したようなどんな形状のペナントでもお好きな形、そしてお好きなサイズ、更にオリジナルデザインで精巧に作成することが可能となっております。
ご入り用の際は是非、ご活用いただければと思います。