横断歩道と手旗
ひと昔と言わず、ふた昔ほど遠い過去になると、比較的大きく、更には歩行者用信号機がある横断歩道であっても、何故か黄色い手旗が置かれていた風景がありました。それが現在では、歩行者用信号機がない横断歩道でさえ、あまり見かけなくなりました。
交通量は昔より、少なくともふた昔、20年前よりも増えているだろうに、黄色い手旗の姿を見かけなくなったと言うのは、なかなかどうして不思議な事ではないでしょうか?そこでこちらでは、安全に横断歩道を渡る方法を考えます。
黄色い手旗を使えば安全なのか?
右を見て、左を見て、更には右を見て、手を上げて横断歩道を渡る事で、絶対的な安全が保証されるかと言えば、そんな事はありません。実際問題、車が確実に止まるなんてことはありませんので、左右の確認を行っただけでは物足りません。
では、黄色い手旗を手に持って、横断歩道を渡れば平気なのか?といえば、これまた安全が保証されるわけではありません。有彩色である黄色は、目に付く色ではありますが、事故になる可能性があります。ではどうすれば、安全が保証されるのかと言えば、交通量と通行量を鑑みて、危険を感じる箇所には、交通誘導員を配置する事で、事故の確率は大幅に減少し、安全な通行が可能になると言えます。
また小学生などが通る通学路には、みどりのおばさんと呼ばれた、学童擁護員を配置するべきでしょう。もちろんすべての箇所に配置する事は難しいので、最低限、危険であると考えられる横断歩道には手旗と共に、配置するべきでしょう。
黄色い手旗を作成しませんか?
決して100%の安全を保証できる物ではありませんが、確実に事故を防ぐきっかけにはなる、黄色い手旗をお求めになるのならば、オリジナル制作をされてはいかがでしょうか?特に犠牲になりやすいと想定される児童の事を考えて、自治体や各種団体と言った小規模なコミュニティーでお作り頂き、身近な危険として、安全な通行や交通の誘導をお考え頂きたいと思います。
確かに手旗を製作する事で、いくらあのコストは掛かりますが、それでも、命を守る事が出来るのならば、それは良い事なのでは無いかと思います。今となっては、非常に懐かしい光景である横断歩道の渡り方が、今後、よく見る光景になれば幸いに思います。